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到着~待機期間~検疫終了


到着~待機期間~検疫終了



2005年4月28日

オーストラリア到着
入国審査を受ける場所の窓から、飛行機から降ろされたノエル&ヴェルデのクレートを発見
少し安心する
ノエル&ヴェルデ、郊外にあるAQISの検疫所での生活が始まる
(AQISの職員の手によって、空港到着後 約2~3時間で検疫所に)
人間は市内ホテルでの生活が始まる
翌日、2頭の様子を聞く為、AQISに連絡
検疫所に無事到着、2頭とも元気だと聞き、安心する


2005年5月16・17日

人間はホテルをチェックアウト
引越し


2005年5月28日

検疫終了日
納車が遅れた為、迎えに行けず、期間延長
ヴェルデ、3歳の誕生日


2005年5月30日

検疫所に迎えに行く
再び、ノエル&ヴェルデとの生活が始まる


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*AQISの検疫所について*


私達が選択した検疫所の情報をここで紹介しておきます。
オーストラリア国内には3つの検疫所があります。
選択する検疫所によって、もちろんスタッフも違いますし、面会可能な回数、時間帯等異なる場合もあるかもしれませんので、しつこいようですが、必ずご自分で、ご自分の選択した検疫所から情報を得るなり、AQISのHPをご覧になるなりして確認してください。

・到着後は?
犬はAQISの職員によって運ばれ、空港到着後約2時間~2時間半で検疫所に到着。
検疫所に到着後、割り当てられた犬舎に入れられる前に、体重測定と一般的な健康診断が行われます。
クレートの中にあるマットなどは汚れていたら洗われて、犬舎にあるベッドに置かれ、おもちゃも犬舎に置かれます。
待機期間が始まってから4日以内に検疫獣医官が検査します。
食事や健康状態に問題があった場合の緊急連絡先を検疫所に伝えておくことが大事です。
(「輸入許可申請書」より)

kensha
・犬舎は?
毎日、規則的に清掃・消毒されます。
それぞれの犬舎は、ランエリアとシェルターエリアに分かれています。
冷暖房(噴霧式)完備。
それぞれの犬に犬舎が割り当てられますが、飼い主の希望によっては、2頭同室も可能です。
飼い主が面会に来た時には、屋外のドッグランで運動させることができます。
通常、検疫所のスタッフは犬を運動させることはありません。
日常の世話は検疫所のスタッフが行います。
(「輸入許可書」より)

月曜日~金曜日の8:00~12:00、13:00~16:00
週末及び祭日の8:00~10:00
上記の時間は、犬舎のランエリアとシェルターエリアを自由に動き回れるようです。
左の図では、「ペットドア」と記載してしまいましたが、正しくは普通のドアで、閉められるとペットは自由に行き来できません。

・食事は?
朝に1度、栄養のバランスのとれた市販のドッグフードが与えられます。
ペットの減量は個々の状態・必要によります。
検疫所のスタッフがしっかりと監視します。
減量の必要があるかどうかを検疫所にお知らせください。
全力で対処いたします。
(「輸入許可書」より)

・お手入れは?
定期的に手入れされます。
ロングコートの犬種は、要求に応じて特別な手当てを行います。
待機期間中に、飼い主がペットの手入れのために訪問されることも歓迎します。
(「輸入許可書」より)

・面会は?
月曜日から金曜日(祭日を除く)、時間は10:30-12:00、13:00-16:00
到着後、少なくとも24時間は犬を安静にさせておくことがいちばんです。
ドッグランで運動させるために、週2回位は面会に訪れたほうがいいでしょう。
(「輸入許可書」より)

私達が選択した検疫所は、市内中心部から車で約30分くらいの郊外にあります。
輸入許可書には書かれていなかったのですが、土曜日も面会できました。
面会には、希望面会予定日の48時間前までに予約をする必要がありました。
おもちゃやおやつはオーストラリア国内で製造されたもので未開封のものが持ち込み可能です。
これも予約の際に連絡しておく必要があります。
当日はオフィスで受付票に必要事項を記入後、受付番号の入った"VISITOR"という札を付け、
必要ならばリードを貸してもらいます。
最初の時は、検疫所のスタッフが犬舎から犬を出してドッグランに行くまで説明しながら
ついて来てくれましたが、2回目以降は、受付を済ませた後は自分達だけでそれを行います。
ドッグランは全部で5つくらいあったと思います。
同じドッグランで他の家族と一緒になることはありません。
制限時間もなかったように思います。
ただ、週末だったり、時間帯によっては順番待ちの人もいる可能性があります。
(そこは、譲り合いの精神で・・・)
椅子、タープやパラソル、水道、バケツ、犬の排泄物を処理する袋とゴミ箱が設置されていました。
思いっきり遊ばせることができますし、いろいろな国のワンコとその家族に会うこともできます。
ちなみに、写真の奥のドッグランのご家族は南アフリカからいらっしゃったそうです。
輸出手続きに4ヶ月、待機期間は3ヶ月だそうです。
日本の情報を聞いて、「ラッキーね。」とおっしゃいました。
犬が検疫所にいること・いたことを話すと、誰もが「どのくらいいるの?」と聞いてきます。
30日の待機期間だと言うと、誰もが「ラッキーだね。」と言います。
この国の検疫が本当に厳しいということを痛感させられます。
そして、とても長かった30日間の待機はラッキーなことなんだと。
aqis

・獣医師は?
検疫獣医官が、待機期間が始まってから3日以内に徹底的な医学的検査を行います。
検疫獣医官が、検疫所内で動物の治療を行うことは許されておらず、また、その立場にありません。
食事や健康状態に問題があった場合の緊急連絡先を検疫所に伝えておくことが大事です。
検疫所では、薬は用意していませんが、ペットが処方薬を必要とする場合は、投薬歴や必要とされる薬の種類が書かれたレターを、
かかりつけ獣医師からもらっておく必要があります。
獣医師による治療が必要な場合は、輸入者が自分で獣医師を見つける必要があります。
自分で獣医師が見つけられない場合は、検疫所のスタッフが、地域の獣医師に連絡をとり、飼い主にそれを通知します。
費用の請求は、獣医師から飼い主に直接行われます。
(「輸入許可書」より)

一般的に、ペット達は輸送も検疫所での生活も乗り切っています。
できるだけ快適に過ごせるよう、私達は全力を尽くします。
(「輸入許可書」より)

・費用の支払いは?
輸入許可書に記載したオーストラリア国内の連絡先に、AQISから請求書が送られてきます。
待機終了日の2週間前までに、費用を支払うよう書かれてありました。
支払い方法は、現金・小切手・クレジットカードになります。
我が家の場合は、検疫所まで現金を持っていきました。
期間延長分については、最終日に現金で精算しました。

・お迎えの時は?
クレートは返却してもらえます。
クレート内に入れていたマットは、待機期間中も犬舎内にて使用されますが、待機終了時に検疫所のスタッフによって処分されます。
我が家の場合、出発時、クレート内におもちゃなどは入れませんでしたので、それがどうなるのかはわかりません。
これは余談なのですが・・・
ノエルとヴェルデのクレートは、上の部分に収納スペースがあり、取り外しできる車輪などが収納できるようになっています。
そこに最終検疫されるまで使用していた首輪とリード、国内乗り継ぎ便にチェックインするまで使用していたカバーを入れていました。
検疫所から家に到着して、埃だらけになっているクレートを洗おうとしたら、それらがそっくりそのまま収納スペースに入れられたままに
なっていました。
持ち込めるはずがないので、検疫所側がチェックし忘れたのだと思われます。


*待機期間を終えて*


本当に長い30日間でした。
特にノエルのことは気がかりでした。
いくら元気で病気知らずでも、飛行機での移動に慣れているといっても、11歳の高齢です。
ヴェルデにしても、病院に預けられ、迎えに来たと思ったらまたペットホテル、またまた迎えに来たと思ったらそれっきりしばらく
会えなくなって・・・「ボク達、どうなるの?」と思ったことでしょう。
2頭ともかなりのストレスだったと思います。
それでも、犬にとってはいい環境で、きちんとした世話をしてくれる検疫所のスタッフの皆様のおかげで、彼らは30日の待機期間を
乗り切ることができました。
まいってしまったのは人間のほうかもしれません。
主人は到着したその日から仕事が始まり、3日も経たないうちに出張するなど、多忙な毎日で、車もなく、なかなか面会に行くことが
できませんでした。
毎晩、ノエルとヴェルデの話をしては涙ぐみ、待機期間終了後のために犬の生活用品を揃えに出かけては涙ぐみ、夫婦ふたり揃って、
それはそれは情けない状態でした。
人間が思っているほど犬は弱くありません。
「きっとパパとママにまた会える!」その一心で、何でも頑張るのです。
これから犬連れ渡航をするみなさま、どうかそれを忘れずに、ご自分の愛犬とともに頑張って乗り切ってください。
応援しています!

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